一人暮らしでも飼いやすい小動物ペットの魅力とおすすめペット3選

ペットといえば犬や猫をイメージする方も多いですが、彼らに負けないくらい人気なのがハムスターなどの小動物ペット。特に近年は、飼育費用や騒音問題に発展しにくいという理由から、一人暮らしの方や都会に住んでいる方の需要が増してきています。

今回はそんな小動物ペットの中から、特に人気なペットを3匹ほどご紹介していきます。

目次

1小動物ペットを選ぶ理由

小動物ペットの魅力は、なんといっても見た目の可愛らしさ!それは確かにそうですが、実はおすすめする理由はそれだけではありません。まずは、小動物ペットを選ぶ理由について見ていきましょう。

1,1鳴き声や動く際の音の大きさ

ペットを飼いたいという方の中には、動物の出す音の大きさから飼育を諦めているという人が多いです。確かに、賃貸や家のすぐ隣に家があるような環境だと、あまり大きな音を出すペットは飼いづらいかと思います。実際、ペット問題の多くは『騒音トラブル』ですから。

その点でいけば、小動物ペットのほとんどが鳴き声や動く時に出す音が小さく、近隣住民への迷惑になりにくいです。放し飼いをする場合でも、防音マットなど飼い主様自身が少し対策するだけでかなり静かになりますよ。

1,2広いスペースを必要としない

犬や猫を飼うとき、一番気にしなくてはいけないのが『スペースの確保』です。周囲に怪我しそうな家具が無く、ある程度部屋で遊べるだけのスペースが必要になりますし、狭い空間で飼おうとすればストレスの原因にもなりかねません。子犬や子猫の時は大丈夫でも、大人になった時に狭くなったという場合があります。

小動物ペットはケージ飼いが主流ですし、少しだけ放し飼いする時もそこまで広いスペースを確保する必要はありません。そのため、一人暮らしや賃貸にお住いの方にもおすすめです。

1,3飼育に必要な環境やお金

少しデリケートなお話になりますが、ペットの飼育は凄くお金がかかる事です。例として挙げると、犬は飼育するのに月1万円ほど、医療費等々も含めた場合の年間費用はおよそ34万円だと言われています。悲しい話ですが、『お金がかかるから』とペットを捨ててしまう飼い主様も少なくありません。

小動物ペットの場合、例えばハムスターだと餌代があまりかからないこともあってか、年間でも2万円ほどで済む事がほとんど。収入が少ない人でも、自分の娯楽を抑えれば飼育費用+貯金くらいのお金を確保しやすい金額だと言えるでしょう。

2人気の小動物ペット① ハムスター

アニメやゲームでも人気になった『とっとこハム太郎』で有名なハムスター。愛くるしい見た目と飼育のしやすさから、今でも人気が落ちる事はありません。ここでは、そんなハムスターの魅力についてお話します。

2,1ハムスターの生態

ハムスターはキヌゲネズミ科に属するネズミの仲間で、野生ではヨーロッパやアジアの乾燥地帯に分布しています。ゲームやアニメでは昼間に活動している様子も描かれるハムスターですが、実際には夜行性の動物で、日中は穴を掘って地中に身を潜め、日が落ちると外に出てご飯を探して行動します。

特徴でもある大きな頬袋は、元の大きさの2倍から3倍にまで膨らむほど大容量で、餌を溜め込んで巣穴まで持ち帰る役割をもっています。

2,2ハムスターの魅力

ハムスターの魅力はなんといっても、飼育のしやすさにあります。ケージ飼いが基本になるため部屋が汚れる事もなく、全体的に飼育費用も控えめ。運動不足も回し車(コロコロ)で解消できるため、初心者でも比較的飼いやすいペットと言えますね。

食事は基本的に専用ペレットが販売されているため、そちらを与えるのがおすすめ。因みに、ハムスターと言えばヒマワリの種というイメージがありますが、脂肪分が多いため過度に与えないようにしましょう。

2,3ハムスターを飼う上での注意点

ハムスターを飼う上での注意点は『平均寿命の短さ』『ストレスに弱い』『回し車の騒音性』です。

ハムスターは平均して1〜2年くらいしか生きられず、長くても3年生きられれば長寿と言われています。別れが訪れるのが辛いという人には、あまりおすすめできません。また、飼育難易度の低さから人気のあるハムスターですが、ストレスに弱く、本来は観賞用の動物です。スキンシップの取り方には注意しましょう。

他にはハムスター自身というよりも、回し車が騒音の原因になるのも注意が必要です。こちらは少々値が張りますが、音が出にくい回し車が売られているため、そちらを購入する事をおすすめします。

3人気の小動物ペット② ウサギ

昔の小学校では良く飼われていたウサギは、今でも大切な家族として皆から愛されています。ここでは、ウサギの魅力についてお話しますね。

3.1ウサギの生態

ウサギはウサギ科に属する動物で、ペットとして飼われているのはアナウサギを家畜化したカイウサギという種族。野生でも世界中に広く分布しており、日本ではニホンウサギなどが有名ですね。

特徴的な長い耳は敵を察知するだけでなく、体温調節としての役割も持っています。また、前足よりも後ろ足の方が長く、この後ろ足をバネのようにして跳ねるように移動する事が出来ます。

3.2ウサギの魅力

ウサギは声を出すための声帯を持っておらず、非言語的コミュニケーションで会話します。そのため、足ダンなど一部の行動を除いて騒音問題になり辛く、防音マットなど対策も容易です。賃貸住みの方でも安心して飼えますね。

また、ウサギは猫のようにグルーミングを行うため、体臭が強くならないのもポイントです。

3.3ウサギを飼う上での注意点

ウサギを飼う上での注意点は『ストレスに弱い』『縄張り意識が強い』事です。

ウサギは寂しいと死ぬとまで言われるほど繊細な生き物で、実際には放置しすぎても構いすぎても危ないため、適切な距離感を意識する必要があります。ストレスを溜めてしまうと、食事もしなくなるため、空腹や栄養失調になりやすいのにも注意。

また、縄張り意識が高く、ケージを掃除するだけでも嫌がります。当然、引越しの際には多大なストレスを抱えてしまうため、ウサギを飼う段階で引越しを検討している場合は『飼う前』に引越しを済ませてしまいましょう。

4人気の小動物ペット③ フェレット

イタチ自体はペットというよりも、どちらかと言えば害獣というイメージが強いですが、フェレットはペットとして生まれてきた事もあって色々な人に愛されています。ここではフェレットの魅力について見ていきましょう。

4.1フェレットの生態

フェレットはイタチ科に属するイタチの仲間で、ヨーロッパケナガイタチかステップケナガイタチを家畜化した動物だと言われています。その歴史は古く、ヨーロッパから始まって、今や世界中で飼われている『ペットの中のペット』ともいうべき存在ですね。

日本では愛玩用が主流ですが、オーストラリアなど一部の地域ではウサギなどを捕まえるための狩猟目的で飼育している事もあるようです。

4.2フェレットの魅力

フェレットの魅力は『人に懐く』という点です。

ペットとして飼われている動物の多くは人に慣れる事はあっても、人に懐く事はありません。より詳しく言えば個体として懐く事はありますが、種族として懐く事が無いのです。フェレットは元から人と共存するために生まれた種族なため、犬のように人の感情や言葉を理解し、人に懐いてくれます。

4.3フェレットを飼う上での注意点

フェレットを飼う上での注意点は『体臭』です、

日本で売られているフェレットは『臭腺』が除去されている個体がほとんどですが、それでも独特なにおいがします。フェレットをシャンプーできれいにしてあげたり、小まめな部屋の掃除が必要です。

また、懐きやすいという事は寂しがりやな一面があるということでもあります。フェレットが寂しくないように、コミュニケーションのための時間は多めに確保してあげましょう。

5小動物ペットを飼う時の心構え

小動物ペットは、犬や猫にはない魅力がたくさんあります。しかし、大切な一つの命である事に変わりはなく、また総じて病気やストレスに弱い一面を持っています。

過度なスキンシップ、間違った食事、運動不足などは当然厳禁として、それ以外でも様々な事で注意しなければなりません。しっかり愛情を持ちながらも、適切な飼育を心がけましょう

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